現地!現物!現時!

竹中工務店 免震装置の変形を遠隔監視する新システム開発
計測の労務が削減できるって言うけどさぁ・・・・。
やっぱり、ピット内はもぐりこむのが大変とはいえ、一番最初に構築される躯体だし、目玉で生を見るほうが大事だと思うわ。これでますます現場監督が現場を見なくなるのね。計測しているとはいえ、やっぱり現地で見るのが一番。社会人になったときは、とにかく現物を見て判断しろ!と教えられたものですが、時代は変わったものです。
ちなみに、これって数値を監視しているだけで決して管理してるわけじゃないですよね。山留の計測は、崩壊などの予兆を捕らえて適切な対策を採るためにモニタリングしていますが、これってNGだったら打つ手がないじゃん。どーすんのさ。
たぶん、東京の人の発案でしょうがかっこいい機器を使っているのでしょう。私は関西でこの手の工事をやったときは、昔なつかしのダイヤルゲージで管理しました・・・・・。なんだかんだでアナログは目に見えるから良いですわ。すぐに手配できるし。


鉄パイプ97メートル落下 阿倍野の建設中高層ビルから
けが人がいなくてなにより。
しっかし、どんくさ。


陽は西から昇る! 関西のプロジェクト探訪
Oさんのオレンジのタワークレーンばかりですね。
どんな単価でやっているのか、実際のところ教えて欲しいです。前の会社で数々の概算で討ち死にしましたが、そんなおデブな設計をした記憶はないので、根本的に単価の差だと思っています。こいつら、いったいどうやって利益出してるんだよ・・・・。
会社を辞めて、いろいろと世間の工法とかを観察すると、イマドキは機械式継ぎ手って普通にやるんですね。現場を覗いた時に、柱鉄筋がイモだったりしてぎょっとします。在来で機械式継ぎ手なんて高級品使ったことねーわ。基礎梁まで機械式継ぎ手だったりすると、「もったいねー。その金で仕上げのグレード上がるだろ!」という発想しかできない貧乏人なのさ。



朝もはよから土浦にて検査。
現場がきれいだし、監督さんはちゃんとしてるし、ぱっと見きれいだから良いんじゃないかな。
と、監理は80%がこのようなところでしか見てません。やっぱり、現場が整理整頓されているとか、監督の受け答えがしっかりしているというのは、建物のクオリティを上げるためには重要ですよ。
中には、1mmの定着不足も見逃さない!というキチガイ設計さんもいますけど。お前の設計はJASS5の加工精度とどんな折り合いをつけているんだと小一時間問い詰めたいところではありますがw。
とまぁ、こういうスタンスは『シャンシャン監理』と言われて、設計者としてのモラルがない!とか責任が取れるのか!とか怒られるわけです。現場と一生懸命敵対しようとする設計さんとか、疲れないのかなーと心配してしまいます。一緒に頑張ったらええやん、と思うんだけどね。